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B.T.T.B ~原点回帰~

自分の舞台の稽古場日記や独り言なんぞを書いております
稽古場日記2009(7月20日)
今日は午後1時から5時までの稽古。

Aさんから今日は長丁場なのでアップを軽めにお願いしたいと言われたのでアップを半分にして、代わりに昨日演出のW先生から言われていたバランスを取る訓練を追加。
それをやってから発声練習をして稽古へと突入。

昨日、半分チョイで終わった1幕5場の続きから。
アクションシーン(?)があるのでここは時間をかけて念入りに。
確認をしながら最初はゆっくりとやって...といった感じでおおまかな動きを確認。
なかなか難しいわ。
繰り返し練習をしてベースとなる形が何とか出来上がる。

この後、少し休憩を取ってからこれまでの復習を兼ねて第1幕を最初から通してやってみる。
まだ台詞の入っていないところもあってスムーズにいったとは言えないけれどもそれでも形として通せました。
通し後に演出からのダメ出しを出して頂きました。
ダメ出しの時に...去年は台本を持って来て出されたダメを書こうとする子がいなかったように思うのだが、今年は皆台本持って来て書いている。うん、いい傾向じゃ。
全体としてはまだアカンのだけども、絶対直しておいた方が良い箇所を中心に出して頂きました。

で、思ったのだが去年に比べるとやっぱりダメ出しの内容のレベルが上がっている。
気のせいかなとも思ったんだけども、最後に子供たちに対してお褒めの言葉をかけて頂きました。
これは本当に予想外で驚きました。

念の為に今日の日記を書く前に去年の今頃の日記を読み返してみたんだけども、気のせいじゃなかった。
発声の基礎レベルは去年3、4ヶ月かかったところが今年は1ヶ月かからずクリアしていて去年の公演時の発声レベルを既に超えている感じだ。
発声に対して手間を取られない分色々なことをさせてあげることも出来るし、子供達も声を出す事に無理に集中しなくても良い状態になり、気持ちに余裕が出来た分、他の部分に気持ちを回す事も出来るようになったからなのかなと私は思っている。

昨日、偶然に3月の文化振興財団の舞台でお世話になった演出家の古城さんとお会いしましたが、日野の子供達のスキルが確実に向上していっているのは古城さんのおかげといって過言ではありません。
大人でも芝居をする上で基礎は重要ですが子供達も同様であったという事。
さらに子供は素直に色々な事を吸収してくれる分、基礎をしっかりとやると成長の度合いが著しく早い。

いろいろ悩むことも多いのだけれども、古城さんから教えて頂いて自分が今、子供たちにやらせている事は確実に子供たちの糧となっているんだなぁとそう思いました。
by csb-01 | 2009-07-20 21:13 | 稽古日記
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