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B.T.T.B ~原点回帰~

自分の舞台の稽古場日記や独り言なんぞを書いております
今年の芝居を振り返る
もうすぐ2009年が終わりますが今年1年の芝居を振り返ってみようかと思います。
年末は甥っ子が帰省してくる(予定)ので更新出来るかどうか分からんのでね。





今年はまず3月の『鯨を捕る』
昨年末にプロデューサーのTさんから声がかかり、芝居の勉強をする為に2月から参加。
大変だったのですが、役者の事や演出する上での事などで非常に良い勉強をさせて頂く事が出来た。
役者をする上ではきちんとした基礎練習を色々と教わった事が大きかった。
今でもそれを続けているし、自分が関わる芝居でもそれをやっている。
一番勉強になった芝居でした。

次は6月の西部地区高校演劇祭への社会人特別枠での参加。
鯨のメンバーでやりました。
3月の時にあまりにも余裕がなく、古城さんから教わった事がきちんと糧となっているかどうかを確認する場が欲しかった事。何よりも特殊で閉鎖的と言われる高校演劇の大会に地元の演劇人が参加することで高校生達の刺激になればという事と交流を図る事が出来ればと...。
結果的に私が境高校演劇部の方へ指導等で行く事になり、11月にあった『頭の中の千匹の蜂』では全共闘の武装化集団の役で地元高校の演劇部員が数名参加。
そういった意味で非常に意義のある芝居だったように思う。

7月から11月末までは母校である境高校演劇部の指導等で行く事になる。
私が現役の時に出場して以来、実に21年振りに県大会へ出場。
県大会では米子高校と共に最優秀賞を頂き、31年振りとなる中国地区大会への出場。
基礎練習の指導からやっていきましたが、高校生らしい思い切りの良さと何よりも部員達の頑張りがあってのこの結果には万感の思いが込み上げて来ました。

そして最後は11月の日野町のミュージカル。
今年は演出助手と出演を兼ねて行なう事になりました。
基礎練習は去年とはガラリと変えて3月の舞台で演出家の古城さんの基礎練習を主に行なう。
子供達を指導する上でのポイントも3月の時にアドバイスして頂いていたのでそれを実践。
芝居の基本となる『発声』では去年3ヶ月かかった事が今年は1ヶ月かからず。
序盤はかなり順調でした...しかし!!
中盤から公演までの間はトラブルの続出(汗)
中盤では配役チェンジをしなければいけない事態になった事と残り1ヶ月の段階ではインフルエンザの猛威。
特にインフルエンザの影響はかなり出た。
稽古中止となることが何度もあり、子供達のメンタルな面や集中力といった面で大きな影響が。
特に稽古に集中してやれていない時にはガツン!と叱った事も。
そして、一番頭が痛かったのが中盤での配役チェンジ。
スタート時、演出家が三原市の高校生を客演で呼ぶということで客演自体は良かったのですが後半重要な役に付けるということで実はすったもんだがありました。
まずは稽古に参加するには三原市から来ないといけないわけで毎回参加出来るわけではないので必然的に稽古不足になる事と万一、出られなくなったという事態が起こった時に小さな役だと台詞の割り当てや若干の台本の修正で済みますが大きな役にするということでいざとなった時に大変な状況になるわけです。
さらには『町民ミュージカル』という町民主体の舞台ならば大きな役は町民の出演者か町外からの参加者にさせるのであれば稽古にきちんと毎回出て来れる人を付けるべきではないのか....
この不安が見事に的中してしまったわけです。
どうにもならない学校行事が公演と重なっていたらしく落としてしまったわけです。
本来ならば演出家が客演枠として書いた役なわけですから向こうから代役を手配して参加させるというのが筋です。

が!!

こちらで探す事になりました....というより探しました。
ここでもまさかの事態があったのですが、こちらからお願いしてという立場だったのでとにかく探しました。
三原市の高校生が演じるはずだった役をN君にシフトし、N君が演じるはずだった役を9月にようやく出演が決まった高校生の男の子のT君が演じる事になりました。
今だから言いますがここから本番までが大変だったのです。
T君は9月から参加で稽古期間は2ヵ月半しか確保出来ないわけで数曲のダンスや歌を覚えて貰わないといけないのと演技も舞台経験がまだ1回だけというので基礎から教えなければいけない。
他の子達よりも30分早く稽古場に行って基礎から仕込みました。
しかしながらT君は決して器用ではないのだけれども、素直で真面目な子だったのでひとつひとつ確実にマスターしていってくれて他の子よりも4ヶ月遅れでのスタートを感じさせないくらい出来るようになってくれました。
惜しむらくは一気に伸びて来ている時期に本番になっちゃった事かな。
配役チェンジや役者探しをすることになり、内心怒り心頭の部分が当時としてはあったのですが、結果的には良かったと思ってます。
日野町の方々からの評判も上々でしたし、T君は学生の間はやりたいと言ってくれました。
こういう子が出た...というより、こういう子を出せた事が良かった。
彼は演劇ワークショップにも参加をし始めたので本当に楽しみな人材なのですよ。
明日の夜にある打ち上げで今年のミュージカルは解散でまた来年集まりましょうということになります。


今年はまぁこんな感じでした。
指導する立場になっていくという事を考えて勉強出来た事が一番良かった。
無論、まだまだなのでいろいろなワークショップ等に行って勉強しなくてはいけませんがそれは来年への宿題ですね。
いずれは脚本を書けるようになるとさらに良いのだけども、さすがにこれは難しいかな(汗)
by csb-01 | 2009-12-26 22:17 | 独り言
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by csb-01
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